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WEB素材&デザイン

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パス(ベジェ曲線)でハート型の作成

画像 フリーソフトのGIMP 2.6を使った素材の作成方法を解説します。
GIMP以外の画像ソフトでも、これらのテクニックを利用できる場合があります。
GIMPのコンテンツが増えてきたので、基本編と応用編、素材作成編に分けることにしました。
※応用編以降のGIMP画面はテーマを「H2O-Ruby」に変更しています。

単純なハート型の作り方

ハート型はベジェ曲線を使うときれいに作ることができます。
ただ、ベジェ曲線(GIMPでは「パス」)を使うには少しコツが必要です。
まずは簡単なハート型の作り方です。

今回は幅「300」、高さ「200」ぐらいの新規画像を作成し、その画像に透明な新規レイヤーをひとつ作成しておきます。
なお簡単にきれいに作る為、メニューの「表示(V)」―「グリッドを表示(H)」と「表示(V)」―「グリッドにスナップ(P)」をON(オン)にしておきます。

そしてツールボックスの「パス」をクリックし、画像ウィンドウをクリックして、次のような変形したひし形を作成します。
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次に左側の頂点(アンカーポイント)を一度クリックし、「○」に変わったら、キーボードの「Ctrl」キーを押したまま、その頂点を下向きに少しドラッグすると「□(ハンドル)」が現れます。
そして、そのハンドル(「□」)を今度はキーボードの「Shift」キーを押したまま、さらに下向きにドラッグしますと、次のように同等の距離で、上下にハンドル(「□」)が現れます。
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左の頂点と同じように右側も一度クリックした後、「Ctrl」キーを押しながら下向きにドラッグし、ハンドル(「□」)が現れたら、今度は「Shift」キーを押したままさらにドラッグして、左と同じような曲線にしますと、次のようなハート型ができます。
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次に真中、上の頂点(アンカーポイント)を一度クリックして「○」に変わったら、キーボードの「Ctrl」キーを押したまま、次の画像のような位置まで上向きに少しドラッグします。
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再び同じように、上の頂点(アンカーポイント)を一度クリックして「○」に変わったら、キーボードの「Ctrl」キーを押したまま、先ほどと同じ位置まで上向きにドラッグさせますと、比較的きれいなハート型が作成できます。
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作成された「パス(ベジェ曲線)」は、パスダイアログで確認することができますし、この画像に記録されてますので、いつでも呼び出すことも可能です。
また、通常画像と同じく、「表示・非表示」を切り替えたり、連結することなども可能です。
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ハート型の描画

出来上がったハート型は「パス」ですので、そのままでは画像になりません。
そこで次の操作でハート型を描画します。

通常の画像と同じく、まずは透明な新規レイヤーをひとつ作成しておきます。
次に、描画色などを指定した後、パスダイアログ「ハート型」レイヤーを右クリックし、「パスの境界線を描画(K)...」をクリックしますと、次のようなダイアログが表示されます。
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これは選択範囲の描画と同じですので、「線の幅」や「線の種類」を選択することができます。
今回は「線の幅」を「2.0px」にして「ストローク(S)」をクリックしますと次のようにハート型のラインが描画されます。
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塗り潰したハート型の作成

同様に塗り潰したハート型を作成する場合も、通常の画像と同じ方法になります。

まず、その画像に透明な新規レイヤーをひとつ作成しておきます。
次に、描画色などを指定した後、パスダイアログ「ハート型」レイヤーを右クリックし、「パスを選択範囲に(C)」をクリックしますと、画像ウィンドウがハート型で範囲選択されます。

そしてそのままメニューの「編集(E)」―「描画色で塗りつぶす(F)」をクリックしますと次のようにハート型が作成されます。
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ハート型の変形

今回作ったハート型を変形し、いろんなハートを作ってみましょう。

まず、パスダイアログ「ハート型」レイヤーを右クリックし、「パスを複製(U)」をクリックします。
複製された「パス」を表示し、それ以外を非表示にします。

そして下側の頂点をクリック後、その頂点を上方向にドラッグすると次のようなハート型ができます。
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あと、頂点の位置や、ハンドルの位置、長さなどを変更するだけで次のようなハート型が作成できます。
右側の画像はさらに、パスの「拡大・縮小」を使い、重ね描画をしてみました。
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update:2019/01/09